終活が必要なのはわかった!!  問題はどうやればいいのか、と具体的な取り組み方に迷っているシニアのために、“あるべき”終活について、5回連載で考えてみます。

もはや、「終活」は当たり前の活動

今日、シニアの間で「終活」という言葉を知らない人はいないと思われます。それほど、「終活」は浸透しています。

ただし、具体的な活動内容については、様々なアドバイスが飛び交っており、情報を集めれば集めるほど、“実際のところ、どんな活動を、どこまでの深さでやればいいの?”と、戸惑うシニアも少なくないようです。

ベスト・タイミングは、思い立ったその時

まずは、「いつ」終活を始めるべきか、という問題を取り上げます。とあるアンケート調査によると、終活をはじめるべき時期として70代との回答が約3割強、60代が3割弱、それ以外に「配偶者がいなくなったら」「定年したら」という回答が、年齢要件とは別に比較的割合の高い時期として挙げられていたそうです。

しかし、人それぞれ生活状況や環境・家族親族構成などが異なりますから、一律に“何歳から終活をスタート”というのは始め方として正しいとは思えません。

「配偶者がいなくなったら」「定年したら」という人生のイベントをきっかけにするのも良いと思いますが、要は「思い立った、その時」がベストタイミングだと言えるでしょう。

終活というからには、“人生の終わりが近づいた人がやること”と思われがちですが、決してそういうことではありません。

そもそも、終活のねらいは、「自分の死に際を心配しながら日々を過ごすよりも、きちんと準備しておくことで、不安を感じることなく、“今”を充実して暮らす」という点にあると考えます。

ですから、「自分のお葬式をどうしよう」とか、「お墓のことが心配だ」とか、「そろそろ相続のことが気になる」という、自分の死に際しての不安や心配が心に浮かんだら、すぐに終活をスタートさせるべきなのです。

もし、あなたが30代の働き盛りであったとしても、もしふと「自分が死んだらどうしよう」と不安に思うことがあるのなら、30代から終活をはじめるべきです。
逆に、80歳・90歳になっても、“なんの憂いもない”という方は、終活は不要だと言えるでしょう。